夏コミの話
夏コミ受かりました。
ジャンルは、前から面白いと確信していた亜人ちゃんは語りたいです。
すごく面白い内容だけに、どう料理していいか四苦八苦しております。
亜人ちゃんは、「もしこの世に○○があったら?」という創作の基本を、
丁寧に煮詰めて煮詰めて、作者のエッセンスで味付けされたようなとても上品な漫画です。
例え話の中身が練られていないとどんな壮大な話も薄っぺらくなります。
大味なフィクションは、読者を飽きさせる一番の要因だと思っております。
亜人ちゃんは、話自体は淡々と、大事件が起こらない日常系漫画のような立ち位置なのですが、
その中身では、キャラクターが亜人として育ってきた背景が、見せられるのではなく見える、
そんな読み味のする漫画でした。
ファンタジー色が強いと、現実がおろそかになりがちです。
リアルを事細かに描写すると、物語は進まなくなります。
亜人ちゃんはそんな漫画的見せ方が素晴らしいですよね。
僕は、そんな素晴らしい漫画をダシにして最高に下品な漫画に仕立て上げました。
作者、ペトスさんの虎の威を借りる豚、怠豚です。
夏コミ、期待してください。